東洋医学コレクション第44回、本日は「ディル」についてご紹介していきます。ディルという名前だけ聞くとあまり馴染みのない言葉ではないでしょうか??ディルは、神経の興奮をおさめ、安らぎをもたらす草原の香りで古代から歴史を持つハーブと言われています。イライラや興奮を抑える効果もあるのでぜひチェックしてみてください。
「ディル」とは?
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古代ノルウェー語の「なだめる(Dilla)」 に語源を持つインド原産の1年草ディル。紀元前前4000年代に薬草として栽培されはじめ、古代エジプトでは医師たちがディルを活用していました。優れた鎮静、鎮痛作用が「なだめる」の由来を示しています。高さ40m〜60mほどで、葉は屋根のような形をしていて、黄色い花をパラソル状に咲かせています。
ディルの精油は植物全体から抽出したものと、種のみから抽出したディルシード、葉から抽出したディルウィードがあります。イライラや興奮など神経の高ぶりをおさめる働きがあります。また、消化を促す働きがあり、消化不良や便秘の緩和、デトックス作用でも注目されている精油です。
ディルの効果・効能
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心への効能
ストレスや疲れを緩和させ、毎日を楽しむ気持ちや笑顔をもたらしてくれます。
体への効能
鎮静や防虫に優れます。疝痛、消化不良、鼓脹、消化不良といった症状を緩和させます。母乳の出をよくする作用もあります。
- 弛緩作用
- 強壮作用
- 利尿作用
- 鎮静作用
- 鎮痙作用
- 催乳作用
- 覚醒作用
- 血糖値低下作用
- 解熱作用
- コレステロール低下作用
- 抗気管支炎作用